軽い汚れなら中性洗剤
中性洗剤は、一般の家庭でよく使われている洗剤の一つで 食器洗剤やお風呂用洗剤などに使われていることが多いです。 普段何となく使っている中性洗剤ですが、中性洗剤とは何なのでしょうか。
【中性洗剤とは】
中性とは、水溶液の性質(中性、酸性、アルカリ性)を決めるpHが6以上~8以下の溶液のことをいいます。 中性洗剤は台所用洗剤などに多く使われており、毎日のお手入れに最適な洗剤です。 界面活性剤のみの働きの緩やかな作用で汚れを落とすため、ほかの洗剤に比べると洗浄力はそれほど強くないのですが、素材を傷める心配も少なく安心して使えるため、その用途はまさに多種多様になります。洗ったり掃除をしたりする箇所がデリケートな素材である場合、あるいは軽い汚れの場合には、中性洗剤の使用をお勧めします。また手や肌にも優しく、掃除する素材を傷めることもないので、お風呂用洗剤などにもよく使われています。
【使用場所】
食器、台所用品、浴室などの落ちやすい汚れ
【中性洗剤の使い方】
台所洗剤の場合、スポンジに含ませたり、水で薄めたものを布に湿らせて使います。 油汚れなどは、冷たい水よりもぬるま湯の方が油分を溶かしやすくなるので、汚れが落ちにくいな、と感じたら水温を上げてみてください。 家具などの拭き掃除に使用する場合は水で薄めて使用し、拭いた後は汚れとともに洗剤もきれいに拭き取るためにも、雑巾で水拭きをし、その後に乾拭きをします。 キッチンの換気扇などのしつこい油汚れには、少し熱めのお湯に洗剤を溶かし、バケツなどの容器に入れ、つけ置きするのも効果的です。 それでも落ちにくい汚れの場合は、弱アルカリ性、もしくはアルカリ性洗剤を水で薄めて使用してみてください。
【使用する場合の注意】
中性洗剤は人体に与える影響も少なく、アルカリ性洗剤、酸性洗剤に比べるととても扱いやすいのですが、使用後は必ずよくすすぐか水拭きをして洗剤を落としましょう。